この靴、可愛い・・・
なんかちょっと指先がきつい気がするけど、
残り一足しかないし、よーし、買っちゃおう!

数日後。
家を出たときは大丈夫かなと思ったけど、
なんか指先がやっぱりきつい・・・
しかも親指と人差し指が重なってきた〜
歩きづらーい!

こんな経験、ありませんか?

私は、あります。
大丈夫かな〜と購入を迷ったものの、セールだったりすると、
買ってしまって結局失敗することが多いんですよね。

指が重なってしまうと、歩き方が変になり、
身体全体に影響があるほか、
親指と人差し指が当たることにより、深爪になってしまったり、
外反母趾になってしまう原因ともなります。

指が重なってしまうほど指先がきついと、
そもそも履き心地が悪いので、
あまり履かないかもしれませんが、
その原因と解決法を見ていきましょう。

原因①サイズが合っていない
(捨て寸が足りていない)

靴の指先には適度な「捨て寸」が必要ですが、
この捨て寸が足りていないと、指が靴にあたり、
特に親指と人差し指が重なってしまうことがあります。

捨て寸は靴の形にもよりますが、1cm前後は必要です。
購入時には「捨て寸」を忘れないようにしましょう。

※「捨て寸」の必要性については下記の記事をご参照ください
失敗しない靴選びには「捨て寸」を忘れちゃだめ!!
図解でわかる!失敗しない靴選び《必見:足長編》

原因②足の形が靴と合っていない

足の形は、本当に人それぞれです。

足は通常隠れていることが多いので、
想像がつきにくいと思います。
では手はどうでしょう?
人によって、本当に形が違いますよね。
足もまさにそんな感じです。

したがって、既製靴の場合、
足の形からしてその靴が合わない人がいます。

足の指が重なってしまう人は、
足の形からすると合わない靴を選んでしまったことになります。

自分の足とはいえ、足をまじまじと見ることは少ないもの。
とはいえ、自分の足を知ることは、
ぴったりの靴を見つけることの第一歩です。
従って、自分の足を知ることが、
足の指が重なる靴を買わないための解決法にもなります。

解決法①自分の足の型を知る

あなたの指は、何型ですか?
え、指に型なんてあるの、と思う方が普通ですよね。
何となくそういう話は聞いたことはあるかも・・・
という方が多いかもしれません。

足の型は「エジプト型/ギリシャ型/スクエア型」の3つあり、
日本人の7-8割はエジプト型だと言われています。
(誰が言ったのか、出所は不明)

特徴は・・・

エジプト型:親指が一番長く、小指にかけて短くなる足
ギリシャ型:人差し指が一番長い足
スクエア型:指の長さがほとんど同じで、四角い足

型ごとにオススメなトゥタイプは、

エジプト型:指先のカーブがゆるめの
アーモンドトゥやラウンドトゥ、
ギリシャ型:ポイントトゥ、
スクエア型:スクエアトゥ、

などと言われています。

しかし、私はこの3分類でトゥタイプを選定するには
少し無理があるかと考えています。

なぜなら、トゥタイプが足に合うかどうかは、
指の長さも大事ですが、
親指と小指のカーブ度合いにも影響されます。

また、トゥのデザインや捨て寸によっては、
合う足の型が変わってくるからです。
例えば、スクエア型の人がポイントトゥを履けないかというと、そうではありません。

まずは自分の足の型を知り、足先がこういうデザインだったら
履ける、というイメージを持っておくと、
履けない靴を買ってしまう失敗を減らすことができます

人の足と比較すると、自分の足の特徴も見えてきますので、
お友達や家族の足と比べたり、
シューフィッターさんに足を見てもらうといいでしょう。

解決法:ピンポイントで革を伸ばす

 ・・・とは言え、せっかく買った靴は履きたいですよね。

あまりオススメはしませんが、指の重なりが少しであれば、
靴の親指部分のカーブをピンポイントで伸ばすことで、
指の重なりを抑えることは可能です。

革を伸ばすストレッチャーはご自宅にはないと思いますが、
靴修理屋さんには置いてあったりしますので、
相談してみてください。
お店によりますが、千円〜二千円程度で対応してくれると思います。

自分の足を知ろう!

根本的な解決は、やはり自分の足をよく知ることです。

第二の心臓とも呼ばれる足は、
健康面においても超重要なパーツ

ファッションを楽しむためにも、
健康に生きるためにも、
足についてもっと知りましょう!