試着会などで、よくお客様と話題に上る「靴下あまる問題」。
足にぴったりの靴を履くと尚更、靴下の余りが見た目にも気になりますし、
余った部分がフィット感にも影響するので、無視できない存在です。

できるだけフィット感良く、足に合う靴に合わせられる(=快適に歩ける)ように、
靴下選びで工夫できるポイントをご紹介します。

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・できるだけサイズ(足長)をぴったりに合わせる
靴は足長が5mm刻みで作られていることが多いですが、
靴下は伸縮性があるため、21-23cm/23-25cm/25-27cmというように、2cm刻みの作りも多いです。

例えば私は左足が22.9cm、右足が22.3cmの足長なのですが、
大きい左足に合わせて「23-25cm」を買うと靴下がすごく余り、「21-23cm」の方が余り方が少なくなります。
一方、「22-24cm」表記の靴下だと、やっぱり余ります。

靴下の素材や織り方によって伸縮性が変わるので、個体差がありますが、
無理せず履けるなら「サイズ表記の上限≒ご自身の足長」の靴下を選んだ方が、ぴったりくることが多いと思います。

なお、メーカーによると思いますが、サイズ表示方法によって特徴も変わってくるようです。

ご参考:タビオ株式会社「靴下辞典」
https://tabio.com/jp/dictionary/size/

サイズの刻み方も、「21-23cm」だったり、「22-24cm」だったり、色々な靴下があるので、
できるだけご自身の足長にぴったりくる靴下を探してみてください。

・「緩め」より「引き締め」タイプがオススメ
昨今は様々な機能性を持つ靴下が出ていて、
締め付けが少ない靴下や、逆に着圧のあるものなど、色々なものがあります。

足に合う靴に合わせる(靴下があまらない方が良い)、という観点からは、
着圧タイプやピッタリと足に沿う、伸縮性がしっかりとある引き締めタイプの靴下の方がフィット感に影響が出にくいです。

これからの季節だと、厚めの靴下を履く方もいらっしゃると思いますが、
着圧タイプのタイツなら、デニール数が多めでも足・脚にフィットするのであまる問題は出にくいのでオススメです。
(タイツでも、膝下までで靴下のように履けるタイプもあります)

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特に寒い季節は温かい厚手の靴下を履きたくなりますが、
足に合う靴でしっかり歩けると、「身体の構造として冷えにくく」なりますので、
寒さ対策として靴下を厚めにする必要もなくなります。

過去記事「むくみの正体と改善策とは?!(足と靴の視点から)」
※身体の冷え(寒さにより足の血流が減少)>むくみ>足に合う靴でのウォーキング>血行改善(身体の冷えの改善)と繋がります

また、ヒートテックのように、さほど厚手でなくても温かい素材を使用した靴下など、
本当に色々な靴下がありますので、是非探してみてください!