2025年9月更新
足を計測したら、靴幅A/B/C/Dと判定された!
甲低幅狭・細足ってこと??
靴幅A/B/C/Dのシューズやパンプスはあるの??
どうやって選べばいいの??
靴幅A/B/C/Dなど幅狭・細幅専門ブランドのシュープレモが、そんな疑問にお答えします。
靴幅A/B/C/Dの方は足が細く、快適に歩き続けるためには幅の狭いシューズが必要です!

近年、3D計測を含め足の計測を気軽に行える場所が増えてきました。
計測してみたら、靴幅(足幅・ワイズ)がA/B/C/Dで足が細いと言われてビックリした!
そういう方も多いのではないでしょうか。
靴幅A/B/C/Dと判定された方は、足幅(足囲)が狭い(細い)足をされています。
何をもって「狭い(細い)」と言っているかというと、
日本の靴のほとんどは「靴幅Eや2E」で作られており、それよりも狭い(細い)足だからです。
靴幅が合わないと、靴擦れ・外反母趾などの足トラブルに繋がってしまう!

日本産業規格(JIS)に、紳士靴・婦人靴・子供靴それぞれのワイズの規定があります。
「ワイズ」とは、靴業界では足幅・足囲や靴幅のことを指す言葉で、英語のWidth(幅)から来ています。
JISには下の表のようにワイズはAからFまであり、足幅(足囲)はワイズAが一番細く、ワイズFが一番広くなっています。ワイズが1つ変わる毎に、足囲は6mm変わっていきます。
足長/足囲 | A | B | C | D | E | 2E | 3E | 4E | F |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20.0cm | 186 | 192 | 198 | 204 | 210 | 216 | 222 | 228 | 234 |
20.5cm | 189 | 195 | 201 | 207 | 213 | 219 | 225 | 231 | 237 |
21.0cm | 192 | 198 | 204 | 210 | 216 | 222 | 228 | 234 | 240 |
21.5cm | 195 | 201 | 207 | 213 | 219 | 225 | 231 | 237 | 243 |
22.0cm | 198 | 204 | 210 | 216 | 222 | 228 | 234 | 240 | 246 |
22.5cm | 201 | 207 | 213 | 219 | 225 | 231 | 237 | 243 | 249 |
23.0cm | 204 | 210 | 216 | 222 | 228 | 234 | 240 | 246 | 252 |
23.5cm | 207 | 213 | 219 | 225 | 231 | 237 | 243 | 249 | 255 |
24.0cm | 210 | 216 | 222 | 228 | 234 | 240 | 246 | 252 | 258 |
24.5cm | 213 | 219 | 225 | 231 | 237 | 243 | 249 | 255 | 261 |
25.0cm | 216 | 222 | 228 | 234 | 240 | 246 | 252 | 258 | 264 |
25.5cm | 219 | 225 | 231 | 237 | 243 | 249 | 255 | 261 | 267 |
日本の靴は、主にワイズEや2Eなど幅広設計で作られています。そして基本的に1ワイズのみで作られており、ワイズ展開がほぼありません。靴によっては、何ワイズかの表記すらありません。つまり、市販の靴は、ほとんどワイズを気にしていないのです。
ところが、ワイズA/B/C/Dの方がワイズEの靴を履くと、足囲が「6mm~24mm」もゆるい状態です。
すると、どうなるのか。
靴は、正しくは足囲の部分で足と靴をピッタリとフィットさせて履くのですが、足囲がゆるいと歩くたびに靴の中で足が前後してしまいます!
その結果・・・
・歩くたびに指先がぎゅっと靴先に追い込まれる→指先の痛み・外反母趾・内反小趾に
・靴が脱げないように指先で踏ん張る→ハンマートゥ・指先の痛みに
・歩くたびにカカトが擦れる→靴擦れ・ヒールバンプに
といった足のトラブルに繋がってしまうのです。
靴幅をしっかりとあなたの足幅に合わせた靴を履くことの重要性が、お分かりいただけるのではないでしょうか。
<ワイズ2E(市販靴の主なワイズ)との足囲の違い>
ワイズAと2E:30mm
ワイズBと2E:24mm
ワイズCと2E:18mm
ワイズDと2E:12mm

上の画像をご覧ください。
シュープレモの「ワイズ3A」と「ワイズC」のパンプスの足幅を比べてみました。
※JIS規格で一番細い幅は「ワイズA」ですが、実際にはもっと足幅が狭い方がいらっしゃるため、シュープレモでは更に細い「ワイズ2A」「ワイズ3A」の靴もお作りしています。
左と右のパンプスで足幅がかなり違うことが直感的にお分かりいただけると思います。
ちなみに、スニーカーも幅広設計です。
靴幅のゆるいスニーカーでも実は足が前後していますが、クッション性の高い靴なので痛みが出にくく、ゆるい靴であることに気づきません。ですが、スニーカーがゆるい靴には変わりがないので、足トラブルにつながることは変わらないのです。
ワイズA/B/C/Dの方は、足幅(足囲)だけでなく、カカトや土踏まずも細い

シュープレモは、数万人の幅狭足・細足さんの足を拝見してきましたが、ワイズEの足に比べて足幅(足囲)「だけ」が狭いのではありません。カカトや土踏まずも、どんどん狭くなっていきます。
写真は、シュープレモのワイズ違いの靴の比較です(サイズは同じ)。
JISには足長・足幅・足囲といった規定しかありませんが、カカトや土踏まずもしっかりと細い靴でないと、足に合う靴にはならないのです。
こういう靴には気をつけて!靴幅A/B/C/Dの選び方のポイント
足が細いのと、足幅と靴幅を合わせるのはわかった。
じゃあ、足に合うシューズやパンプスはどこで買えるの??
そう思いますよね。
ワイズDの方
結論から言うと、ワイズDは市販のシューズやパンプスで足に合うものが見つかる可能性があります。ワイズDの靴は、百貨店などでいくつか取り扱いがあると思いますので、探してみてください。
ただし、本当に気をつけてほしいのですが、3D計測を含む通常の足の計測方法で「ワイズD」の場合、本当の足は「ワイズC以下」のことが多いです。百貨店などでワイズDの靴を試して、フィット感がしっくりこない場合は、ワイズC以下の靴も試すことをオススメします(本当の足の計測方法については、別途記事にしたいと思いますのでお待ち下さい)
※私の場合、3D計測でワイズB-Cと判定されたのですが、本当の足のワイズは2A-3Aでした。簡単にいうと、「両足で立った状態」で足の計測を通常するのに対し、歩行中は足を交互に出すため、例えば右足は「片足立ちした状態」で、左足は「宙に浮いた状態」になり、計測した「両足で立った状態」とは違ってきてしまうのです。そのため、通常の足の計測方法だけでは「快適に歩ける靴」に出会えないことが多々あります。
ワイズA/B/Cの方
ワイズA/B/Cの方は、市販のパンプスで足に合うものはほぼ見つからないと思ったほうが良いです。
(※海外製の靴でワイズA-C表記のものがありますが、日本のJIS規格のワイズA-Cとは違うのでご注意ください)
今では幅狭靴の認知が広がり、ワイズA/B/Cの靴を作っているところも増えてきました。
ですが、正直なところ、幅狭靴専門ブランドからすると「うーん・・・」となってしまう作りの靴もありますので、下記に注意して探してみてください。
クッションでワイズを狭くするのには無理がある!

例えばワイズEの靴にクッションを入れることで、数値上、ワイズCの足囲にすることはできます。
ワイズD(225mm)- クッションの厚み(12mm分)=ワイズC相当(213mm)
これで本当にワイズCの足にピッタリな靴になるのでしょうか?
答えは「NO」です!
上の画像の左側のように、クッションは「底上げ」しかできません。
甲を潰すだけで、足幅を狭くすることはできないからです。
ですので、数値上はワイズCの足囲にできても、甲は押されて痛いのに足幅にスキマが残ってしまい、足にピッタリとはならない可能性が高いです。クッションを多用している靴は、要注意です。
一方、上の画像の右側のように、ワイズCの木型で作った靴であれば、スキマなく全方位から足を支えられるので、前すべりしにくくなります。
甲の厚みだけでは前すべりは止まらない!
同じような話ですが、「Bワイズ」と表記されている靴でも、幅広の木型で作った靴に、分厚いパッドをいれることで甲を薄く・計算上の足囲を小さくしているだけ、ということよくもあります。
これも上記と同じことなので、足幅や甲の高さのバランスが崩れて、結局は前すべりが止まらない可能性が高いです。
よく、ご自分の足を見て「足幅はあるけど甲が薄い」と思っていらっしゃる方がいますが、
足の横アーチが崩れている「開張足」になっているだけで、多くの場合は「足幅も狭く、甲も薄い」足です。
※開張足
足は本来、横アーチと縦アーチがあり、立体的な形です。ところが、足に合わない靴を履いているなどの理由により、アーチが崩れて足が平べったくなることがあります。その状態が「開張足」であり、幅狭足・細足の方は、開帳足のことが非常に多いです。
ワイズA/B/C/D毎に専用の木型がないと、カカトや土踏まずが細くならない!

足幅(足囲)が細い方は、カカトや土踏まずも細いです。
カカトや土踏まずが細くないのに、ワイズだけが狭い、という方は経験上見たことがありません。
そのため、靴の型である「木型」はワイズ毎に用意する必要があり、ワイズが狭くなればなるほどカカトや土踏まずも細くします。
ところが、上述のように「ワイズE+クッション=ワイズC」という靴作りだと、カカトや土踏まずはワイズEのままであり、細くなりません。
幅狭足・細足さんのためにワイズ毎に専用の木型で作った靴で、足にピッタリの状態でたくさん歩き、美と健康を手に入れましょう!
幅狭靴専門ブランドだから叶う、足に合うシューズ
こだわりのオーダーメイドをお手軽に
シュープレモは、創業者自身も幅狭足・細足であり、専門ブランドとして全国の幅狭足・細足さんに靴をお届けしてきました。創業当初からワイズ毎に木型を用意し、ワイズだけでなくカカトや土踏まずもしっかりと細い靴をお作りしています。
できるだけ手の届きやすい価格を実現するため、広告費はほぼ0円におさえ、お客様のクチコミや提携サロン様との協業だけで運営するなど工夫してまいりました。
・靴種類ごと、ワイズごとに独自開発の木型を用意(靴種類ごとに50サイズ・ワイズ展開※一部例外あり)
・各種パーツ(アウトソール、インソールなど)や調整用パッド類も自社開発
・機械では作れないため、すべて熟練の靴職人による手づり
幅狭足・細足さんの足にピッタリの靴となるよう、限界までこだわったオーダーメイドシューズが、比較的リーズナブルに手に入ります。(37,400円~)
足の健康は、人生においてなくてはならないものです。
本革の靴はケアすれば長く履けるので、ぜひ一度お試しください!
靴幅A/B/C/Dの靴の無料フィッティングへ行こう!
正しい靴選びを知る機会がないため、正しいサイズ・ワイズの靴を選べていない方が、非常に多いです。
(かくいう私も、間違ったサイズ・ワイズの靴を以前は履いていました・・・)
これまで靴選びに失敗してきたのであれば、まずは靴選びの方法を見直してみましょう!
1万人以上にフィッティングしてきたスタッフが、無料で”本当の靴選び”をお伝えしています。
東京・浅草橋店のほか、大阪・名古屋・札幌では2-3ヶ月に1回程度、出張の無料フィッティングを開催しています。
またご自宅に試着靴をお送りし、電話でフィッティングする「自宅フィッティング」もご用意しており、北海道から沖縄まで、日本全国でご試着いただいております。
足に合う靴との出会いが広がりますと幸いです。
※無料フィッティングの詳細やお申込はこちらをご覧ください
(靴の種類により、ワイズ3A-C/ワイズ2A-Dまでご用意しております)