旅行にオススメの靴

先日家族の用事があり、子供2名を連れて、久しぶりに遠出してきました。

用意するにあたって、少し悩んだのは「靴」。

ややフォーマルな場所にも行くので、フォーマルめな靴を持っていきたい・・・
でも長時間の移動があり、子供を抱っこしたり荷物を運んだりもするので、ずっとヒールは大変?
履き替えるための靴を持っていく?
でも子供の荷物もあるので、荷物はできるだけ少なくしたい・・・

そんなことをグルグル考えながら、最終的に選んだ靴は「3.5cmヒール・レースアップ」。
履き替えなしで、1足で2泊3日してきました。
そして結果的に大正解でした!

(1日履いたら1-2日乾燥させると、型崩れしにくく1足の持ちが長くなるので、
旅行以外では毎日連続で履くことはオススメいたしません)

——————————————-
・靴の履き替えが不要
旅行時は、様々な場所に赴きます。
駅、空港、観光地、レストランなどなど、平坦でツルツルな道もあれば、石畳や階段もあったりします。

アクティブにたくさん歩くならスニーカーも選択肢の一つですが、
レストランや美術館など、ややフォーマルな場所に行く場合はスニーカー以外の靴を履きたくなることも。

ShoePremoのレースアップは、安定感の高い低めのブロックヒールで、石畳や階段も大丈夫。
「ダービーシューズ」と呼ばれるデザインで、ややフォーマルな場所でも問題なく履けます。

履き替えの靴を用意するとなると意外と荷物がかさばるので、
1足で様々な場所や服装に対応できるレースアップはかなり便利でした!

・靴の脱ぎ履きが楽
レースアップの紐を「ゴム紐」にしていったのですが、これがまた正解でした。

例えば和食のレストランであったり、神社仏閣だったり、旅行中は意外と靴を脱ぎ履きする機会があります。
ゴム紐だと、紐をほどくことなく脱げて、そして紐を結び直す必要もありません。

玄関でどなたかをお待たせすることなく、スムーズに脱ぎ履きすることができました。

・低めヒールで疲れにくく、高い安定感
ShoePremoのレースアップは3.5cmヒールと低め。
足に合う靴だとヒールの高さを感じにくくなりますので、スニーカーとさほど変わらないくらいの感覚で履いています。
子供を抱っこしていると足元が見えにくいことがありますが、安定感があるため小さなお子様連れでも安心です。
それでいて甲までしっかり紐で縛れるので、脱げる心配も皆無です。

結局、1日目は9時間、2日目は8時間、3日目は6時間にわたり、レースアップを履いていましたが、
足・脚は疲れにくかったと感じました。
——————————————-

空高く馬肥ゆる秋、お出かけする方も多いのではないでしょうか。
私は今回はレースアップを選びましたが、秋の旅行にブーツを履く予定と伺っているお客様もいらっしゃいます。
レースアップやブーツは甲で前滑りを止められてるため、長時間の外出に特にオススメです。

快適で楽しい外出のお供に、お気に入りのShoePremoの靴を選んでいただければ嬉しいです!

無料のフィッティング・プログラムの詳細はこちら
https://shoepremo.com/fitting
2024-05-01T14:53:34+09:002022年10月20日|シュープレモのご紹介|

人気色「ヌバック(グレージュ)」復活してます!

大人気だった「711. ヌバック(グレージュ)」が復活しました!
ですが、ウェブサイト上に「初めから多少のシワ傷が目立つ可能性があります」と記載させていただいております。

その理由をお話する前に、まずはよくご質問いただくスエードとの違いをご紹介します。

——————————-
<豆知識:スエードとヌバックの違い>
スエードは、「(羊やヤギなどの)革の裏面」をヤスリで削って毛羽立たせたものです。
裏面なのでそもそも傷が少ないうえに、たくさん削ることで傷は目立ちにくく、また毛足は長く、薄く柔らかな革になります。
スウェーデン発祥の加工技術のため、「スエード」という名前になったというのが有力な説だそうです。

ヌバックは、「主に牛革の表面」をヤスリで削って毛羽立たせたものです。
表面はヤスリがけで削れる層が薄く、傷が目立つ場合があるのですが、毛足は短く、厚みがあって丈夫な革になります。
希少品であったバック(buck:牡鹿)スキンの代替として作られるようになり、「neo(新しい)buck」から「ヌバック」と呼ばれるようになったそうです。
——————————-

どんな革でも、一度でも履いて歩けば靴にシワはできます。
(カカトがついてくる靴なら尚更、カカトを上げる=靴を屈曲させるため、シワができます)

しかしながら靴屋としては、お届け時にはできるだけシワ傷がないように努めております。
(革の中で、シワ傷ができるだけない部分をカットして使うなどしています)
また、初めからシワ傷が見えやすい革は廃番にしてきました。

ですが、「711. ヌバック(グレージュ)」はとても良いお色で、
「多少のシワ傷は気にしないので、ヌバック(グレージュ)を復活してほしい!」というお声をたくさんいただいたため、今回復活いたしました。

ヌバックに限らず、革は天然物のため、多少のシワ傷はあります。
しかしながら革は足に馴染み、吸湿効果もあるため、靴の素材として合成皮革を上回るメリットがあります。
誠に恐れ入りますが、革の特徴をご理解いただき、シワ傷も本革の質感としてお楽しみいただければ幸いです。

試着済みでご自身のサイズがわかる方は、ご自宅のパソコンやスマホからいつでもご注文いただけます!
また、色・素材サンプルをご自宅でもご覧いただけます。

色・素材サンプル貸し出しお申込みはこちら

合う靴がなくて困っていた分、思う存分、色・素材を選べる楽しさを味わっていただければ嬉しいです!

2024-05-01T14:53:34+09:002022年1月27日|シュープレモのご紹介|

防水カーフに新色が!!

選べる幅狭靴のShoePremo(シュープレモ)では、理想の一足をお作りいただけるよう、
様々な色・素材をご用意しております!

突然雨が降ることもありますし、防水スプレーの手間もない、ということで根強い人気を誇っている防水カーフ。
現在はブラックのみでしたが、ついに新色が追加となります!

この革は「ガラスレザー」と呼ばれるものです。
本革の表面を合成樹脂でコーティングすることで、程よい光沢と撥水性が生まれます。
汚れがつきにくい、とも言われています。

定番のブラックに加え、

・ブラウン
・ライトグレー
・ベージュ
・ピンクベージュ

がお選びいただけるようになります!

【12/25(土)中】に、弊社ウェブサイト上より選べるようになります。→選べるようになっています!
また、色・素材サンプルのレンタルでは、年末年始休業明け発送分(1/6〜)よりご覧いただけます。
今しばらくお待ちくださいませ。

色・素材サンプル貸し出しお申込みはこちら

合う靴がなくて困っていた分、思う存分、色・素材を選べる楽しさを味わっていただければ嬉しいです!

デザインシミュレーションやシューズのお写真はこちら

2024-05-01T14:53:34+09:002022年1月11日|シュープレモのご紹介|

シュープレモのこだわり(3):ここが肝心「木型の使い分け(ワイズ別)」

何かを複数製造するためには、大抵「型」を用います。
例えば、クッキーの抜き型もそうです。効率よく、同じ形のクッキーを作ることができます。

靴にも「型」があり、「木型(きがた)」と呼ばれています。
その型に革などを被せて、靴を作っていきます。
昔は木で型を作っていたため「木型」と呼ばれていますが、現在の木型の多くはプラスチック製です。

初めて木型屋さんに行ったときのことを、私は今でも鮮明に覚えています。
シュープレモを立ち上げる前で、毎日パンプスを履いているものの、痛くて絆創膏が手放せない日々のことでした。

探しても足に合う靴が全然ない
>オーダーメイドは高いし、コンフォート寄りのデザイン
>それなら理想の靴を自分で作っちゃう?!
という流れで、手始めに木型を探しに行ったのでした。

見せていただいたのは、木型の山、山、山!!
靴はデザイン毎に異なる木型が必要なため、広い倉庫に無数の木型が山積みになっていました。
この中になら私の足に合う木型があるかも!!と、期待に胸が膨らみました。

ところが、その期待はすぐに脆くも崩れ去ります・・・そう、そこには「幅狭ワイズ」の木型は一つもありませんでした。無数の木型が山積みになっているのに、幅狭ワイズは全くなかったのです。

そこで私はようやく悟りました。
探しても探しても足に合う靴がないのは、やはり幅狭靴が全く作られていないからなのだと。

また、市販の靴にはほぼワイズ展開がないことも目の当たりにします。
幅広の2E/3E/4E展開の木型は、少ないけれどありました。
ですが、私の足は細幅かつ左右でサイズ・ワイズが違うのです。両方の足にぴったりの靴を作るためには、ワイズ展開が必須でした。

そんな非常に個人的な理由で、木型屋さんにとっても初となる幅狭の木型を作ってもらい、シュープレモは創業当初から幅狭・ワイズ展開の木型と共にスタートしました。(もちろん、左右サイズ違いもできるようにしました)

ところが、世の中には、ワイズ毎に木型を使い分けずに靴を作っているところがあると後から聞いて、びっくりしました。聞くと、例えばD幅(例:足囲200mm)の木型で作った靴に、分厚い敷きパッドを入れることでC幅(同194mm)やB幅(同188mm)の靴として販売しているそうです。

確かに計算上の足囲はB-C幅と同等になりますが、靴の幅はD幅の広さのままパッドで厚みが潰されるだけなので、B-C幅の木型を使っている靴とは全然違う靴になってしまいます。
(靴の幅が広いまま厚みを潰して前滑りを止めようとすることは、足の形・アーチ構造を潰すことになり、足にとって非常に負担が大きくなります。また、足囲が細い人は、基本的に土踏まずやカカトの幅も細いはずなのに、土踏まず/カカト幅がD幅のままであれば、当然サイド部分に隙間が空いてしまいます)

なぜワイズ別に木型の使い分けをしないかというと、コストの問題だと思われます。
木型はデザイン毎に必要なので、ワイズ展開をすればするほど、数が膨大になりコストが増えてしまうのです。

ですが、シュープレモは高いフィット感の実現には、「ワイズ別の木型の使い分けはマスト」だと考えています。
コストがかかるとしても、そこは譲れない、シュープレモのこだわりです!

「同じサイズ・ワイズ表記の靴なのに、履き心地が全然違う!」とお客様によく言っていただくのですが、木型をワイズ別に使い分けていなかったり、幅と厚みの設計が違ったり、部材や靴の作り方が違ったり・・・様々な理由で違いが生まれています。

※過去記事はブログに掲載しています
シュープレモのこだわり(1):熟練職人の「手づり」
シュープレモのこだわり(2):縁の下の力持ち「部材」は独自開発!

 

Go to Top