2024年11月更新

ワイズを計測したら、ワイズA/B/C/Dと判定された!

それってどういうこと??
ワイズA/B/C/Dのパンプスはあるの??
どうやって選べばいいの??

幅狭足・細足さんを知り尽くした専門ブランドが、そんな疑問にお答えします。

目次

ワイズA/B/C/Dの方には、幅の狭いパンプスが必要です!

近年、足の3D計測を気軽に行えるようになりました。

3D計測してみたら、ワイズがA/B/C/Dだった!
そういう方が多いのではないでしょうか。

ワイズA/B/C/Dと判定された方は、足幅(足囲)が狭い(細い)足をされています。

何をもって「狭い(細い)」と言っているかというと、
日本の靴のほとんどは「ワイズEや2E」で作られており、それよりも狭いワイズだからです。

ワイズが合っていないと、靴擦れ・外反母趾などの足トラブルが起こってしまう!

日本産業規格(JIS)に、紳士靴・婦人靴・子供靴それぞれのワイズの規定があります。

ワイズAから3Eまであり、足幅(足囲)はワイズAが一番細く、ワイズ3Eが一番広くなっています。
ワイズが1つ変わる毎に、足囲は6mm変わっていきます。

足長/足囲 A B C D E 2E 3E 4E F
20.0cm 186 192 198 204 210 216 222 228 234
20.5cm 189 195 201 207 213 219 225 231 237
21.0cm 192 198 204 210 216 222 228 234 240
21.5cm 195 201 207 213 219 225 231 237 243
22.0cm 198 204 210 216 222 228 234 240 246
22.5cm 201 207 213 219 225 231 237 243 249
23.0cm 204 210 216 222 228 234 240 246 252
23.5cm 207 213 219 225 231 237 243 249 255
24.0cm 210 216 222 228 234 240 246 252 258
24.5cm 213 219 225 231 237 243 249 255 261
25.0cm 216 222 228 234 240 246 252 258 264
25.5cm 219 225 231 237 243 249 255 261 267

日本の靴は、主にワイズEや2Eで作られています。そして、基本的に1ワイズのみで作られており、ワイズ展開がありません。靴によっては、何ワイズかの表記すらありません。つまり、市販の靴は、ほとんどワイズを気にしていないのです。

ところが、ワイズA/B/C/Dの方がワイズEの靴を履くと、足囲が「6mm~24mm」もゆるい状態です。
そのため、歩くたびに靴の中で足が前後してしまいます!

指先の痛み・靴擦れ・外反母趾・内反小趾・ハンマートゥといった足のトラブルは、ワイズの合わない靴を履くことで起こる
のです。

<ワイズE(市販靴の主なワイズ)との足囲の違い>

ワイズAとE:24mm
ワイズBとE:18mm
ワイズCとE:12mm
ワイズDとE:6mm

foot-width-difference

 

 

特にパンプスは、あまり足を覆わない靴であり、「ワイズ」部分でしっかりと足を止める必要があります。

上の画像をご覧ください。シュープレモのワイズ3AとワイズCのパンプスの足幅を比べてみました。
左と右のパンプスで、足幅がかなり違うことがお分かりいただけると思います。

ワイズがゆるいパンプスでは、足が靴の中で止まらないため、前すべりして指先が痛くなったり、カカトに隙間が空いてパカパカさせながら歩くことになるのです。

ちなみに、スニーカーも幅広設計です。スニーカーでも実は足が前後していますが、クッション性の高い靴なので痛みが出にくく、ゆるい靴であることに気づきません。ですが、スニーカーがゆるい靴には変わりがないので、足トラブルにつながることは変わらないのです。

ワイズA/B/C/Dの方は、足幅(足囲)だけでなく、カカトや土踏まずも細い

heel-width-difference

シュープレモは、数万人の幅狭足・細足さんの足を拝見してきましたが、ワイズEの足に比べて足幅(足囲)「だけ」が狭いのではありません。

カカトや土踏まずも、どんどん狭くなっていきます。
写真は、シュープレモのワイズ違いの靴の比較です(サイズは同じ)。

JISには足長・足幅・足囲の規定しかありませんが、カカトや土踏まずもしっかりと細い靴でないと、足に合う靴にはならないのです。

こういう靴には、気をつけて!!幅狭靴の選び方のポイント

足が細いのはわかった。
では、足に合うパンプスはどこで買えるの??

そう思いますよね。

結論から言うと、ワイズDは市販のパンプスで足に合うものが見つかる可能性があります

ワイズA/B/Cの方は、市販のパンプスで足に合うものはほぼ見つからないと思ったほうが良い
です。

ワイズDの靴は、百貨店などでいくつか取り扱いがあると思います。
下記の注意点を確認のうえ、たくさん試着してみてください。

一方、ワイズA/B/Cの靴は、百貨店でも扱っていないことが多いです。

(私の場合、3D計測ではワイズB-Cと判定され、百貨店などで足に合う靴を探し回りました。
ところが、あれだけたくさんの靴が販売されているのに、足に合う靴は1足も見つかりませんでした)

今では幅狭靴が認知されるようになり、ワイズA/B/Cの靴を作っているところも増えてきました。
ですが、正直なところ、幅狭靴専門ブランドからすると「うーん・・・」となってしまう作りの靴もありますので、下記に注意してください。

クッションでワイズを狭くするのには無理がある!

例えばワイズEの靴にクッションを入れることで、数値上、ワイズCの足囲にすることはできます。

ワイズD(225mm)- クッションの厚み(12mm分)=ワイズC相当(213mm)

これで本当にワイズCの足にピッタリな靴になるのでしょうか?
答えは「NO」です!

上の画像の左側のように、クッションは「底上げ」しかできません。
甲を潰すだけで、足幅を狭くすることはできないから
です。

ですので、数値上はワイズCの足囲にできても、甲は押されて痛いのに足幅にスキマが残ってしまい、足にピッタリとはならない可能性が高いです。クッションを多用している靴は、要注意です。

一方、上の画像の右側のように、ワイズCの木型で作った靴であれば、スキマなく全方位から足を支えられるので、前すべりしにくくなります。

甲の厚みだけでは前すべりは止まらない!

同じような話ですが、「Bワイズ」と表記されている靴でも、幅広の木型で作った靴に、分厚いパッドをいれることで甲を薄く・計算上の足囲を小さくしているだけ、ということよくもあります。

これも上記と同じことなので、足幅や甲の高さのバランスが崩れて、結局は前すべりが止まらない可能性が高いです。

よく、ご自分の足を見て「足幅はあるけど甲が薄い」と思っていらっしゃる方がいますが、

足の横アーチが崩れている「開張足」になっているだけで、多くの場合は「足幅も狭く、甲も薄い」足
です。

※開張足
足は本来、横アーチと縦アーチがあり、立体的な形です。ところが、足に合わない靴を履いているなどの理由により、アーチが崩れて足が平べったくなることがあります。その状態が「開張足」であり、幅狭足・細足の方は、開帳足のことが非常に多いです。

ワイズA/B/C/D毎に専用の木型がないと、カカトや土踏まずが細くならない!

arch-width-difference

足幅(足囲)が細い方は、カカトや土踏まずも細いです。
カカトや土踏まずが細くないのに、ワイズだけが狭い、という方は経験上見たことがありません。

そのため、靴の型である「木型」はワイズ毎に用意する必要があり、ワイズが狭くなればなるほどカカトや土踏まずも細くします

ところが、上述のように「ワイズE+クッション=ワイズC」という靴作りだと、カカトや土踏まずはワイズEのままであり、細くなりません。

幅狭足・細足さんのためにワイズ毎に専用の木型で作った靴で、足にピッタリの状態でたくさん歩き、美と健康を手に入れましょう!

幅狭靴専門ブランドだから叶う、足に合うパンプス

こだわりのオーダーメイドをお手軽に

シュープレモは、創業者自身も幅狭足・細足であり、専門ブランドとして全国の幅狭足・細足さんに靴をお届けしてきました。創業当初からワイズ毎に木型を用意し、ワイズだけでなくカカトや土踏まずもしっかりと細い靴をお作りしています。

できるだけ手の届きやすい価格を実現するため、広告費はほぼ0円におさえ、お客様のクチコミや提携サロン様との協業だけで運営するなど工夫してまいりました。

・靴種類ごと、ワイズごとに独自開発の木型を用意(靴種類ごとに50サイズ・ワイズ展開※一部例外あり)
・各種パーツ(アウトソール、インソールなど)や調整用パッド類も自社開発
・機械では作れないため、すべて熟練の靴職人による手づり

幅狭足・細足さんの足にピッタリの靴となるよう、限界までこだわったオーダーメイドシューズが、比較的リーズナブルに手に入ります。(37,400円~)

足の健康は、人生においてなくてはならないものです。
本革の靴はケアすれば長く履けるので、ぜひ一度お試しください!

ワイズA/B/C/Dの靴の無料フィッティングへ行こう!

正しい靴選びを知る機会がないため、正しいサイズ・ワイズの靴を選べていない方が、非常に多いです。
(かくいう私も、間違ったサイズ・ワイズの靴を以前は履いていました)

これまで靴選びに失敗してきたのであれば、まずは靴選びの方法を見直してみましょう!
1万人以上にフィッティングしてきたスタッフが、無料で”本当の靴選び”をお伝えしています。

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またご自宅に試着靴をお送りし、電話でフィッティングする「自宅フィッティング」もご用意しており、北海道から沖縄まで、日本全国でご試着いただいております。

足に合う靴との出会いが広がりますと幸いです。

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靴の種類により、ワイズ3A-C/ワイズ2A-Dまでご用意しております