アウトソールや中底、そしてカウンターといった靴の「部材」をご存知でしょうか?
シュープレモではアウトソールの色を選べるため、どこの部分かご存知の方が多いと思います。
一方、中底やカウンターは見えないところに使われており、ほとんどの方は目にしたこともないと思います。
ですが、ですが、ですが!
先月ご紹介した「手づり」に続き、靴のフィット感に影響を及ぼす重要ポイントなのです!!
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アウトソール:
「本底」とも呼ばれます。靴の底面(地面に接地する面)の部材で、本革や合成ゴム等で作られます。
シュープレモでは、滑りにくさや柔らかさ、耐久性等を考え、すべて滑り止め加工つき・合成ゴムで作っています。
中底:
靴の中心となる部材で、中敷きとアウトソールの間にあります。
アッパーやアウトソール、中敷きなどはすべてこの中底に接着されます。
「靴の背骨」と呼ばれる鉄板(シャンク)と一体型になっていて、靴の骨格のような機能を果たしています。
(多くのスニーカーやバレエシューズは柔らかく、この「シャンク」が入っていません)
カウンター:
カカト周りや土踏まず部分が型くずれしないように、アッパー(靴の外側の革)と裏革(靴の内側で足が触れる面)の間に挟まれている固い芯材です。
(市販の靴では、カウンターの入っていないものや、入っていても柔らかいものや、カカトの一部のみカバーする短いものもあります)
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実はこの3部材、オーダーメイドであっても、靴資材店に売られている部材を使用しているところもありますが、シュープレモでは高いフィット感の実現のため、独自開発しています。アウトソールに至っては、成分の配合から変えています!
なぜそんなにこだわっているかというと、いずれも絶妙な柔らかさ/固さ/形状が必要だからです。
柔らかすぎると靴がフニャフニャしてしまい、固すぎると歩きづらくなります。
この絶妙な柔らかさ/固さ/形状の3部材により、カカトがしっかり付いてきて歩きやすい靴が実現しています!
(柔らかすぎたり固すぎたり、部材の開発中、何度も失敗を繰り返したのも今では良い知見になっています)
また3部材いずれも、シュープレモの幅狭靴に合うサイズのものはなかなかないため、独自開発しているという面もあります。
先月のメルマガで手づりは「靴のフィット感を握るカギ」とお伝えしましたが、
しっかりと釣り込んだ革を支えている、まさに「縁の下の力持ち」的な存在が、この3部材です。
独自開発の縁の下の力持ちが支えているシューズを、ご愛用いただければ嬉しいです!
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